2007年10月12日

有島武郎「小さき者へ・生れ出づる悩み」を読んだ

有島武郎の「小さき者へ・生れ出づる悩み」を読んだ。

有島は「君」を尊敬している。資産階級である有島は漁業というつらい家業をせざるを得ないがそれでも絵への執念を持ち続ける「君」にコンプレックスを持っているようだ。それがわかるのが、有島は自らを「白い手で芸術をうるもの」としている。

社会の仕組みの不合理さに気付きながら上流にいるという矛盾に苦しんでいたのだろう。

好きな音楽が飽きるほどできるほど金持ちだったらいいのにと思っていたが、これを読んで、確かにそれも矛盾に苦しみそうだと思った。自分で生計を立てる中、努力してそういう好きなことをやる、というのは美しいかもしれないね。


ラベル:有島武郎
posted by 横浜振動 at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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